LGBTQかもと思ったときに読むブログ

性に悩む人も、まだわからない人も

企業の取り組み評価:PRIDE指標の意義

こんにちは!

4月ももう終わりですね。

 

企業がLGBTQの社員に対して行う取り組みを評価した、

「PRIDE指標」を知っていますか?

 

この指標は、会社選びに悩んでいる高校生や大学生の方にも参考にできるものです!

さっそく解説していきます。

 

一般社団法人Work with Prideとは?

 

Work with Prideは、企業や組織に対してLGBTQ+の社員やそのサポーターが働きやすい環境を整備する支援を行う団体で、PRIDE指標の運営をしています。

 

NTTKDDIなど日本を代表する大企業が参画企業として後押しをしています。

 

PRIDE指標とは

 

PRIDE指標は、企業や組織がLGBTQ+の社員に対する取り組みを評価し、改善するための指標です。

 

LGBTQへの理解を深める社内研修を行っているか、

家族向けの福利厚生を同性パートナーも対象になっているのかなどの項目を5点満点で企業の取り組みを評価し、

5点を獲得するとゴールド

4点でシルバー

3点でブロンズ

といった評価になります。

 

それぞれ

ゴールドには、 705社

シルバーには、 85社

ブロンズには、 43社

 

の会社が選定されています。

 

さらに、レインボー認定といった認定制度があります。

PRIDE指標でゴールドを獲得しているのに加えて、LGBTQ+に関する法制度の実現に賛同することを表明している企業です。

 

レインボー認定は以下の21社が選定されています。

 

アクセンチュア株式会社

アッヴィ合同会社

EY Japan

国立市

コカ・コーラシステム

セガサミーホールディングス株式会社

積水ハウス 株式会社

デロイト トーマツ グループ

株式会社電通グループ

東京弁護士会

日本アイ・ビー・エム株式会社

野村ホールディングス株式会社

P&Gジャパン

PwC Japanグループ

ブルームバーグ・エル・ピー

株式会社ペンシル

三井住友信託銀行株式会社

株式会社 明治

株式会社物語コーポレーション

ランスタッド株式会社

株式会社ルネサンス

 

レインボー認定を得た企業は、

LGBTQに対して前向きな企業の中でもさらに、進歩的な企業だと言えます!

終わりに

 

LGBTQの当事者にとって職場での理解を得られるのかは重要です。

周囲の社員の偏見などに傷つく恐れがあるほかにも、家族世帯用の社員寮に同性パートナーと一緒に入居できるのかといった悩みがあります。

 

そして、こうした福利厚生はまだまだLGBTQを想定できてないことが多いです。

 

PRIDE指標に選ばれたLGBTQに先進的な取り組みを行っている企業は、総計約850社です。

 

就職や転職活動をする際にこの指標を活用することで

入社後のトラブルを減らし、安心して働ける環境を作れるのではないでしょうか。

 

こうしたLGBTQに前向きな企業がさらに増えていったほしいです。

理解進展への挑戦:LGBT理解増進法

こんにちは、

桜の季節も終わりを迎えてきましたね。

 

この記事では、LGBT理解増進法を取りあげます。

 

2023年6月にLGBT理解増進法が施行されました。
多くの賛否評論が巻き起こったため、覚えている方も多いのではないでしょうか。

 

[はじめに]

改革には、必ず反対の意見が出ます。
全国民が対象となる法律であればなおさらです。
議論の中で、普段は人の心の奥底に眠っている偏見が露呈し傷つけられることがあります。

それでも、何度もぶつかり議論をする中で
少しずつでも理解が進んでほしいと思っています。

 

LGBT理解増進法は、日本においてLGBTの人々への理解を深め認識を向上させる目的で制定されました。

 

[LGBT理解増進法の主な内容]

・国と地方公共団体国民の理解増進に努めること

・学校において保護者からの理解を得て児童の理解増進に努めること

・事業主は労働者の理解の増進に努めること

不当な差別をあってはならないとする

 

LGBTに対する差別や偏見を減らすことで、より安心して自己表現できる環境を整えることが期待されています。

 

[LGBT理解増進の問題点]

・学校において保護者からの反対で児童への理解増進が進まない可能性

・差別の内容が具体的に決められてない

・努力義務のため強制力に欠ける

 

法律の具体的な施行方法や教育内容が不明瞭であることが挙げられます。
また、保護されるべきLGBTの範囲や具体的な支援策についての議論が不十分であるという指摘もあります。

 

[最後に]

 

LGBT理解増進法は、制定までに10年を要しています。

時間がかかりすぎや10年もかけて問題点が残りすぎなど批判は多くあります。

 

ただ一方で、

10年かかったけども法律としてLGBTを尊重する必要が定められたのも事実です。

 

気が遠くなるほどの長い時間がかかったとしても

多様性を尊重し、誰もが共生する社会がいつの日か訪れることを願っています。

 

変化するLGBTQ理解と受容

こんにちは!

ずっと土日が続けばいいのに、、、

 

今日は、LGBTQをめぐる社会の動向について書かせていただきます。

 

連日連夜LGBTQに関するニュースが取り上げられているように、
社会の動向は、近年急速に変化しています。

 

日本においても、嬉しいことにLGBTQコミュニティに対する理解と受容が徐々に進み
過去と比べると多様性を尊重する声が増えてきています。

 

特に、若者を中心にLGBTQに対する理解が進んでいる傾向があると言われています!

 

過去数十年間にわたる日本におけるLGBTQをめぐる社会の動向を時系列で整理すると、以下のようになります。

 

1970年代から1980年代にかけて:

LGBTQに対する社会的な認識が低く、差別や偏見が根強かった時期
セクシュアリティに関するオープンな議論は少なかったです。

 

1990年代:

LGBTQコミュニティが徐々に活動を始め、認知度が高まりつつありました。
しかし、まだまだ社会全体での理解は進んでおらず、偏見や差別が依然として存在していました。

 

2000年代:

インターネットの普及により、LGBTQに関する情報が広くアクセス可能となり、
若者を中心に理解が進むようになりました。この時期には、LGBTQに対するポジティブなメッセージや情報が広まり、社会的な議論が活発化しました。

 

2010年代:

LGBTQに対する理解が一層広がり、政府や企業、団体などが取り組みを強化し始めました。ダイバーシティインクルージョンの重要性が認識され、LGBTQコミュニティの権利やニーズに対する取り組みが進展しました。

 

2020年代

LGBTQの権利を保護する法律や制度の整備が進む一方で、まだまだ偏見や差別が残る課題があります。社会全体での包括的な理解と受容が求められており、LGBTQコミュニティは依然として課題に直面しています。

 

まだまだ、課題が残っていることは事実ですが

日本でもゆっくりとLGBTQへの理解が進んできていることは事実です。

 

自分がLGBTQではないかと悩んでいる中高生など若い世代が

大人になっているころには更に社会的な理解は進んでいると思います。

 

今はまだ周囲の目や偏見に苦しむことがあるかもしれませんが、

完全に差別がなくなる日まで応援してます。

 

 

LGBTQと温泉

花粉の季節になり、

鼻のむずむずが止まりません。

 

皆さんは、大丈夫でしょうか、、

 

温泉とLGBTQをテーマに書かせていただきます。

 

友人など知人と温泉に行くことがある際、

LGBTQであることが温泉に友人と入る際に葛藤を感じることがあります。

 

友人と一緒に温泉に行くことは楽しいはずなのに、自分の性自認や性指向に関する不安や疑念が頭をよぎります。

 

他の人たちの目線や偏見、差別への恐れが、リラックスすべき場であるはずの温泉での時間を台無しにしてしまうこともあります。

 

こんなとき、

人ぞれぞれ自分なりの答えを出すしかないので、一概にアドバイスをできません。

 

気にせず入浴する人、人の少ない時間を選ぶ人、入浴を辞める人、いろいろな人がいます。

 

私は自分が納得しているのなら、どの選択肢も間違いではないと思います。

どの選択肢も正解なので、思い悩みすぎる必要もありません。

 

取った選択が正解だったと堂々と胸を張れるように、自分自身に誇りを持てると良いですね。

ジェンダーにとらわれない自由な生き方

4月になり、

進学や進級をされたかたおめでとうございます。

 

新たな環境でも、ご活躍できるよう

陰ながら応援しています!

 

ジェンダーに囚われなくても大丈夫だという話をさせていただきます。

 

ジェンダーについて考えると、自分はストレートだとか、ゲイやレズだとか
どのカテゴリーに属するかを決めることが重要だと感じることがあります。

 

自分自身を知るという意味では、それ自体は全く問題ではありません。

 

ただ、時にはそうしたカテゴリーが自分を苦しめてしまうこともあります。

自分はLGBTなのだと認めるのがつらかったり、そもそもどんな人を好きになるのかわからない人もいます。

 

そんなとき

自分のジェンダーが分からないならわからないままにしておいても大丈夫です。

 

世の中には、ある日突然好きになる性別が変わったり、恋に落ちたり、恋を辞めたりそんなことがたくさんあります。

 

だから、ジェンダーを気にしすぎて自分はこんな人を好きになると決めつけなくて良いのです。

 

自分がストレートなのか、ゲイやレズビアンなのか、はっきりとわからないままでいることも、十分に正しい選択です。

 

自分を見つめ直す時、ジェンダーにとらわれずに自由に生きることを考えてみてください。

ジェンダーを決めなくても、あなたはあなた自身です。